報告書の作成について
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介護事故報告書の作成が義務づけられている
介護事故が発生した際は、介護事故報告書の作成が義務づけられています。対象となるのは、介護サービスを提供する全ての介護施設です。提出する基準や期限が設けられており、仮に提出しなかった場合は行政の指導が入ります。介護事故報告書を作成する目的は、介護事故の発生または再発を防ぐことです。また、介護事故報告書を適切に作成することは、介護サービスの質向上にもつながります。訴訟になった場合にも、内容を詳細に記録している介護事故報告書が役立ちます。
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基本的な書き方
介護事故報告書の書き方を覚えておきましょう。「事故状況」「事業所の概要」「対象者」「事故の概要」「事故発生時の対応」「事故発生時の状況」「事故の原因分析」「再発防止策」「その他」の項目に分けられており、それぞれ正確に記載する必要があります。記述式の部分に関しては、分かりやすく記載しなければなりません。専門的な用語や難解な用語は避け、「5W1H」を意識して記載してください。また、適切な行動を取った場合には、それも忘れずに示しましょう。
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注意点と例文
作成した介護事故報告書は第三者にチェックしてもらいましょう。抽象的な表現や主観的な要素、不十分な表現は避けてください。その上で、事実を客観的に記載する意識を持つことが大切です。誰が読んでも理解できるように工夫しましょう。ここでは、誤薬事故と転倒事故の例文を紹介します。しかし、介護事故は当然ながら事案ごとに状況が異なります。そのため、例文はあくまで参考にして、実際には状況に応じて最適な介護事故報告書を作成してください。
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